株価は日々変化するため、それをグラフにすると変動が激しい場合には、かえって傾向がつかみにくい場合があります。 
 
一定期間、たとえば、5日間、25日間、13週、26週などの終値を平均してグラフにすると変化がなめらかになり、傾向が見えると同時に、変化のポイントをみつけたりすることに役立ちます。 
 
移動平均線は、最も基本的なテクニカル指標で、アメリカのJ.E.グランビルが考案したものです。 
 
よく使われる移動平均線は、5日、10日、25日、30日、75日、80日、150日、160日、200日、13週、26週、60カ月、120カ月で、移動平均線は、過去(立合日ベース)の終値の平均値を表しています。 
 
 
統計の手法としてMAT CHART(マットチャート)があります。(MAT=Moving Annual Total)移動年平均 
 
たとえば、このようなデータがあり、これを折れ線グラフにします。 
 
  
上のグラフは元データをそのまま折れ線グラフにしたものです。 
 
変動が激しく、全体としての傾向がつかみにくくなっています。 
 
 
 
 
 
 
 
 
これをMAT値(過去1年間のデータを合計する)に置き換えてグラフにすると、下のグラフとなり、全体としての傾向や屈折のポイントをつかみやすくなります。 |