無事に口座を開設することが出来たら、いよいよ、株の売買をします。
オンライントレードは、パソコンの画面から行います。
まず、証券会社のホームページを開き、自分専用の会員idとパスワードを入力して、自分専用の会員用ページにログインします。
株を買いたいときは買い注文のページ、売りたいときは売り注文のページを開き、注文を出します。
画面に表示される時価情報、気配値などを参考にして、指値を入力します。
注文を出したあとも、株価は動き続けます。
注文が成立するまでは、注文内容の変更や取消ができます。
たとえば、1000円で売り注文を出したけれども、株価は900円のまま動かない。
しばらく様子をみるため、いったん、売り注文を取り消す。
あるいは、1000円で買い注文を出したけれども、株価が上昇していて、1000円では買えそうにないから、1100円に上げて、是非購入したい。
売り注文・買い注文のおおまかな流れは以上のとおりですが、では、実際の注文の流れをもう少し詳しくみてみましょう。
どの株を買うのかを決めなければなりません。
選ぶための着眼点はいろいろあります。これが最も苦労するところです。
・業績や財務状態を見て将来の株価上昇を期待する。
・利回りがよい株
・株主優待制度 など
株を購入するタイミングも大切です。
上昇傾向の株、上がりきった状態かもしれません。
下降傾向の株、また上昇に転じるかもしれません。
購入したい銘柄が決まったら、その銘柄の売買単位を確認します。
「単位株制度」により、銘柄ごとに売買できる株数の単位が決められています。
1000株単位、100株単位、10株単位、1株単位など、銘柄ごとに決められています。
最低限必要な金額は次のとおりです。
売買単位 × 株価 + 売買手数料
必要な金額は、証券会社の自分の口座に入金されていなければなりません。
金額が不足する場合は、買い注文は出せません。
それぞれの銘柄には銘柄コード(証券コード)が割り振られています。
証券会社によっては企業名で指定できる場合もありますが、通常は番号で行います。
銘柄コードは証券会社のホームページで調べることができます。
いよいよ買い注文を出します。
指定する項目は次のとおりです。
・銘柄コード(証券コード)および市場名
・購入する株数(最低は売買単位)
・「指値」か「成行」かの売買方法
・指値の場合はその値段
成行で注文する場合は、その銘柄のストップ高の株価で計算した金額が口座に入っていなければなりません。
ここで念入りに注意しなければならないのは入力ミスです。
誤って高値で入力し、約定(注文が成立)してしまうと、取り消すことが出来ません。
否応なく、口座からお金が引き落とされてしまいます。
売買が成立することを「約定」といいます。
成行で注文する場合は、値段に幅があり、たいていの場合、約定します。
しかし、予想外の高値で約定する危険もあります。
指値注文の場合は、必ず約定するとは限りません。
約定したかどうかは、ホームページで確認することが出来ます。
約定すると、4営業日後に株の購入代金と手数料が口座から引き落とされます。
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